通販でもチューンナップが可能!
傷んだスキー板のチューンナップを依頼するときには自宅周辺で営業しているスキー用品店に持ち込むのが一般的ですが、近年はインターネット通販サイトから受け付けを行っている店舗が増えてきています。
通販でのスキー板のチューンナップの手順は簡単で、依頼者側はサイト上の申し込みフォームから注文を行った後、店側から指定された日時までに作業をして欲しいスキー板を梱包して配送業者に預けるだけです。店側は届いた荷物を開梱した後ただちに作業を開始し、できあがったら依頼者に作業が終了したことを告げて完成品を送り返します。店によっては、注文時に伝えておくことでメンテナンスを依頼するときに梱包資材や送り状といった必要なものを届けてくれることがあります。
店に作業を依頼してから仕上がった板が自宅に届くまでの期間は、自宅から店までの距離によるものの1週間前後が平均的ですが、シーズンが終了してすぐの繁忙期だと所要期間が10日から2週間程度にのびます。板のメンテナンスを頼む場合は余裕をもって行うようにしましょう。
スキー板のチューンナップにおけるフラットの重要性
スキー・スノーボード等の滑走面は、滑りに大きな影響を与えると言われてます。スキー板の状態には、フラット、コンベックス、コンケーブといった種類があります。フラットとはエッジの高さと滑走面の高さが同じになっている事です。コンベックスとは滑走面の方が高くなっている事です。エッジが低い為、当然引っ掛かりが弱くなってしまい操作性の低下に繋がります。コンケーブとは、コンベックスとは反対にエッジの方が高くなっている状態です。この場合では引っ掛かりやすくなります。逆に言えば引っ掛かりが増し操作が難しくなると言えます。これらの理由から、面の高さが同一である事が理想であるとされています。
シーズンの間使用した道具は、錆や消耗、摩擦による焼け、面の傷・ワックス落ち等が発生します、また、新品であっても板の歪みが発生している場合もありますので、シーズンの合間や使用前に板のフルチューンナップと併せて滑走面の加工を行なう事が重要だと言えます。